80代の親や祖父母と関東へ旅行したいけれど、「長く歩かなくても楽しめるかな?」「車なしでも移動しやすい場所はどこだろう?」と、旅行先選びで迷っていませんか?
せっかく一緒に出かけるなら、移動だけで疲れてしまうより、温泉に入ったり、おいしい食事を楽しんだりしながら、親子や家族でゆっくり過ごしたいですよね。
そこで今回は、80代の方との旅行におすすめできる関東の旅行先を、車なし・1泊2日での移動のしやすさを重視して調べました。
80代の方との旅行では、年齢だけで旅行先を決めるのではなく、乗り換えは何回あるのか、駅からどのくらい歩くのか、坂や階段は多くないかなども確認しておきたいところです。
また、観光をたくさん詰め込まなくても、宿で温泉や食事を楽しめれば、それだけでも素敵な1泊2日の旅行になりますよね。
この記事では、80代の方との旅行におすすめの関東4エリアについて、東京方面からのアクセスや車なしでの移動、歩く負担を抑えるポイント、泊まりやすい宿、さらに無理のない1泊2日の過ごし方までご紹介します。
普段どのくらい歩けるか、階段や坂道は大丈夫かなども考えながら、「ここなら一緒にゆっくり楽しめそう」と思える旅行先を見つけてくださいね。
80代の旅行におすすめの関東4選!

80代の方との関東旅行では、観光スポットの多さだけでなく、東京方面からの乗り換えや宿までの移動が少なく、温泉や食事をゆっくり楽しめるかも比べてみましょう。
まずは、今回紹介する4つの旅行先と宿を比較してみます。
| 旅行先・おすすめ宿 | 東京方面からのアクセス | 負担を抑えるポイント |
|---|---|---|
|
箱根湯本 湯本富士屋ホテル |
新宿からロマンスカーで乗り換えなし 宿は駅から徒歩約3分 |
電車の乗り換えと、駅から宿までの移動を少なくしやすい |
|
湯河原温泉 おんやど恵 |
東京方面から鉄道でアクセス 駅から路線バス+徒歩約1分 |
観光を少なめにして、宿で温泉中心に過ごしやすい |
|
鬼怒川温泉 鬼怒川温泉 あさや |
浅草方面から特急を利用 駅からダイヤルバスを利用可能 |
宿で温泉や食事を楽しみ、外出を減らしやすい |
|
鴨川 鴨川グランドホテル |
東京方面から高速バス ホテル前のバス停から徒歩約1分 |
高速バスなら乗り換えを減らして宿の近くまで行きやすい |
どの旅行先が合うかは、普段の歩行量や電車・バスでの移動に慣れているかによっても変わります。
「乗り換えをできるだけ減らしたい」「宿に着いたらあまり外を歩きたくない」など、一緒に行く方が負担に感じやすいことから旅行先を絞ると選びやすいですよ。
箱根湯本|乗り換えなしで行きやすく温泉街でゆったり
最初に紹介するのは、神奈川県の箱根湯本です。
東京方面から車なしで旅行するなら、新宿から小田急ロマンスカーを利用して箱根湯本まで乗り換えなしで移動できるのが大きな魅力。
何度も電車を乗り換える必要がないので、80代の親や祖父母と一緒にできるだけ移動をシンプルにしたいときに検討しやすい旅行先です。
ただし、箱根は観光スポットが広い範囲に点在しています。
箱根登山電車やバスなどを使って何か所も巡るより、80代の方との1泊2日なら箱根湯本周辺+宿での温泉くらいに予定を絞るのがおすすめです。
「せっかく箱根まで来たから」と予定を詰め込みすぎず、疲れ具合を見ながら休憩できる時間を残しておきたいですね。
おすすめ宿|湯本富士屋ホテル
湯本富士屋ホテルは、箱根湯本駅から徒歩約3分という立地が魅力のホテルです。
駅に着いてからさらに長時間バスへ乗ったり、荷物を持って長い距離を歩いたりする負担を抑えやすく、車なしの旅行でも選びやすいでしょう。
移動時間を短くできれば、その分ホテルで休んだり、温泉を楽しんだりする時間を取りやすくなりますね。
館内には箱根湯本温泉を楽しめる大浴場や露天風呂のほか、予約制の貸切風呂もあります。
温泉の近くには湯上がりラウンジもあるので、入浴後にすぐ移動せず、ひと休みできるのもうれしいポイントです。
客室にはツインルームや和洋室のほか、バリアフリールームや温泉付きスーペリアツインも用意されています。布団からの立ち座りが気になる場合は、ベッドのある客室を中心に比較してみるとよいでしょう。
食事も館内で楽しめ、日本料理をはじめ、鮨会席やフランス料理などのレストランがあります。
1泊2日なら遠くまで夕食を食べに出かけず、ホテルで温泉と食事を楽しむだけでも、ゆったりした箱根旅行になりますよ。
箱根湯本が向いているのはこんな方
- 東京方面から電車の乗り換えを減らしたい
- 駅から近いホテルを選びたい
- 観光を詰め込まず温泉と食事を楽しみたい
- ベッドのある客室も比較したい
\箱根湯本駅から徒歩約3分♪/
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湯河原温泉|観光を詰め込まず温泉中心で過ごしやすい
次に紹介するのは、神奈川県の湯河原温泉です。
東京方面から鉄道でアクセスしやすく、湯河原駅から温泉街へは路線バスを利用できるため、車なしでも旅行を組み立てやすい温泉地です。
箱根のように広いエリアを何か所も巡るのではなく、観光は少なめにして温泉と食事をゆっくり楽しみたいという1泊2日の旅行に向いています。
湯河原では、温泉街を長時間歩き回るより、宿へ向かう途中や翌日の体調に合わせて短時間だけ散策するくらいでも十分楽しめます。
坂道や歩く距離が気になる場合は、駅から宿まで路線バスやタクシーを利用し、宿に着いたら外出を減らすのもひとつの方法です。
「観光地をたくさん回らなくてもいいから、温泉でのんびりしたい」という方には検討しやすい旅行先ですね。
おすすめ宿|おんやど恵
湯河原温泉でおすすめする宿は、おんやど恵です。
湯河原駅から路線バスを利用し、最寄りの「理想郷」バス停から徒歩約1分なので、駅から宿まで長い距離を歩かずに移動しやすいのがポイントです。
荷物が多い場合やバスの乗り降りに不安がある場合は、湯河原駅からタクシーを利用する方法も考えておくと、さらに移動を調整しやすくなります。
おんやど恵は、館内のバリアフリーにも配慮している宿です。
ただし、すべての客室や館内設備が同じ条件ではありません。客室タイプによって段差や設備が異なり、洋室の中にはトイレ入口に約30cmの段差があるタイプも案内されています。
「バリアフリーに配慮した宿だから、どの部屋を選んでも同じ」と考えず、利用する客室まで確認することが大切です。
客室にはベッドを備えたタイプや、温泉を楽しめる客室もあります。
大浴場まで何度も移動するのが気になる場合は、客室内で温泉を楽しめるタイプを選択肢にすると、宿での過ごし方にも余裕を持たせやすくなります。
布団からの立ち座りが負担になりやすい場合も、ベッドのある客室かどうかを予約前に確認しておくとよいでしょう。
食事も宿で楽しめるので、到着してから夕食のために再び外へ出かける必要がありません。
1日目は早めに宿へ入り、温泉に入ってひと休みしてから食事を楽しむくらいの予定にすると、移動の多い旅行になりにくいですね。
食事場所や客室からの移動距離が気になる場合は、宿泊プランとあわせて予約前に確認しておくと安心です。
湯河原温泉が向いているのはこんな方
- 観光を詰め込まず温泉中心でゆっくり過ごしたい
- 駅から宿までの歩く距離を短くしたい
- ベッドのある客室や温泉付き客室も比較したい
- 客室の段差や館内設備を確認してから予約したい
\温泉中心のゆったり旅に♪/
鬼怒川温泉|直通特急と宿中心の滞在を組み合わせやすい
次に紹介するのは、栃木県の鬼怒川温泉です。
浅草方面から特急を利用してアクセスできるため、電車の乗り換えをできるだけ減らしたい場合にも検討しやすい温泉地です。
鬼怒川温泉駅に到着してからは、周辺ホテルを巡回するダイヤルバスを利用できるので、車なしでも宿まで移動しやすいのがポイントです。
鬼怒川温泉には観光スポットもありますが、80代の方との1泊2日なら、あちこち移動するより宿で過ごす時間を長めに取るのもおすすめです。
駅前には無料の足湯「鬼怒太の湯」があるので、列車やバスの待ち時間に座ってひと休みする過ごし方もできます。
体調や天候を見ながら、観光は1か所程度に絞ると予定に余裕を持たせやすいですね。
おすすめ宿|鬼怒川温泉 あさや
鬼怒川温泉でおすすめする宿は、鬼怒川温泉 あさやです。
鬼怒川温泉駅からはダイヤルバスを利用できるため、駅からホテルまで荷物を持って長い距離を歩く負担を減らしやすくなります。
ダイヤルバスは宿専用の送迎ではないため、利用する場合は最新の運行時間や料金、乗車方法を事前に確認しておきましょう。
館内には和室や洋室、和洋室などさまざまな客室があり、秀峰館にはユニバーサル対応の洋室も用意されています。
段差をできるだけ抑えた造りで、ベッドのある客室を選べるため、布団からの立ち座りが気になる場合にも比較しやすいでしょう。
ただし、必要な設備は一人ひとり異なるので、客室入口やトイレ、浴室など気になる場所がある場合は予約前に確認してくださいね。
温泉は大浴場や露天風呂のほか、貸切風呂も利用できます。
貸切風呂「丁子」は入口から浴室まで段差のない造りとして案内されているため、大浴場とは別の選択肢として比較できます。
「大浴場まで何度も移動するのは大変そう」という場合には、客室風呂のある部屋も含めて宿泊プランを探してみるとよいでしょう。
食事はブッフェや会席料理など宿泊プランによって選択肢があり、夕食のためにホテルの外へ出かけなくても楽しめます。
観光をたくさん予定しなくても、温泉に入り、食事を楽しみ、館内でゆっくり過ごせるのが大型温泉宿ならではの魅力です。
「観光よりも宿で過ごす時間を楽しみたい」という1泊2日の旅行なら、候補にしやすいですね。
鬼怒川温泉が向いているのはこんな方
- 東京方面から電車の乗り換えを減らしたい
- 駅から宿までバスを利用して歩く距離を抑えたい
- 観光を詰め込まず宿で温泉や食事を楽しみたい
- ベッドのある客室やユニバーサル対応客室も比較したい
\温泉も食事も宿でゆったり♪/
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鴨川|東京から高速バスでホテル前まで移動しやすい
最後に紹介するのは、千葉県の鴨川です。
東京方面から鴨川へは高速バスを利用でき、バスターミナル東京八重洲から「鴨川グランドホテル前」まで乗り換えなしで移動できるルートがあります。
電車を何度も乗り換えるより、できるだけ座ったまま宿の近くまで移動したいという場合に検討しやすい旅行先です。
鴨川には鴨川シーワールドなどの観光スポットがありますが、80代の方との1泊2日なら、観光を何か所も組み合わせる必要はありません。
1日目はホテルへ移動して温泉と食事を楽しみ、2日目に体調や天候を見ながら観光を1か所程度にするだけでも、ゆったりした旅行になります。
途中で休憩する時間も考えて、帰りの高速バスや電車まで余裕のある予定を組んでおきたいですね。
おすすめ宿|鴨川グランドホテル
鴨川でおすすめする宿は、鴨川グランドホテルです。
高速バスを利用する場合は「鴨川グランドホテル前」で下車でき、バス停からホテルまでは徒歩約1分。
駅からさらに路線バスへ乗り換えたり、荷物を持って長い距離を歩いたりする移動を減らしやすいのが大きな魅力です。
ホテルでは温泉を楽しめる大浴場があり、海を感じながらゆったり過ごせます。
客室には洋室や和洋室などがあり、ベッドを利用できるタイプも選べるため、布団からの立ち座りが気になる場合は客室タイプを確認してみましょう。
大浴場までの移動や浴槽の段差などに不安がある場合は、予約前にホテルへ具体的に確認しておくと安心です。
食事もホテル内で楽しめるため、到着後に夕食を求めて外へ出かける必要がありません。
海辺のホテルで温泉に入り、食事を楽しみ、客室で休むという過ごし方なら、観光の予定をたくさん入れなくても旅行らしい時間を楽しめます。
移動回数を減らして、ホテルで過ごす時間そのものを楽しみたい方に向いています。
鴨川シーワールドへ出かける場合は、ホテルから利用できる送迎についても確認してみましょう。
ただし、送迎は運行本数や利用条件が決められている場合があるため、宿泊日が決まったら最新の運行情報を確認しておくことが大切です。
館内でゆっくり過ごす日と観光する時間を分ければ、1泊2日でも慌ただしくなりにくいですよ。
鴨川が向いているのはこんな方
- 東京方面から乗り換えをできるだけ減らしたい
- 高速バスでホテルの近くまで移動したい
- 観光を詰め込まず温泉と食事を楽しみたい
- 海を眺めながらゆったり過ごす旅行にしたい
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80代の方と車なしで楽しむ1泊2日の無理のない過ごし方

80代の方との1泊2日旅行では、観光スポットをたくさん回るよりも、1日目は移動+短時間の観光+早めのチェックイン、2日目は1か所程度を楽しんで帰宅くらいの予定にすると、時間にも体力にも余裕を持たせやすくなります。
今回紹介した4つの旅行先も、宿で温泉や食事を楽しむ時間を中心にすると、車なしでも無理のない旅行プランを考えやすいですよ。
箱根湯本|駅周辺の散策と温泉を楽しむ
箱根湯本では、箱根全体を巡ろうとせず、箱根湯本駅周辺とホテルで過ごす時間を中心にするのがおすすめです。
1日目は新宿からロマンスカーで箱根湯本へ向かい、駅周辺で昼食やお土産探しを楽しんだら、早めに湯本富士屋ホテルへチェックイン。温泉に入ったあとはホテルで夕食を楽しみ、そのままゆっくり休みます。
2日目も朝から遠くの観光地へ移動するのではなく、朝食後に箱根湯本周辺を短時間散策する程度なら、帰りの時間にも余裕を持たせやすくなります。
駅周辺には店舗や飲食店がありますが、場所によって坂や段差もあるため、疲れを感じたら無理に歩かず、座って休める場所を見つけながら楽しみましょう。
箱根湯本の1泊2日イメージ
- 1日目:新宿→箱根湯本→駅周辺で昼食・短時間散策→早めにホテルへ
- 夜:ホテルで温泉→夕食→客室でゆっくり
- 2日目:朝食→箱根湯本周辺でお土産探し→早めに帰宅
湯河原温泉|宿で過ごす時間を長めにする
湯河原温泉は、観光を詰め込むよりも温泉宿での滞在そのものを旅行の目的にすると、ゆったりした1泊2日にしやすい旅行先です。
1日目は東京方面から湯河原へ移動し、駅から路線バスまたはタクシーで宿へ。途中で無理に観光を入れず、早めにおんやど恵へチェックインして、温泉と食事を楽しむ流れでも十分旅行気分を味わえます。
2日目も朝食後すぐに予定を詰め込まず、体調や天候を確認してから行動を決めるくらいの余裕を持たせましょう。
「今日はあまり歩きたくない」という場合は、そのまま帰路につく選択肢を残しておくと安心です。
予定どおり観光することより、その日の疲れ具合に合わせて予定を減らせる旅行にしておくことが大切ですね。
湯河原温泉の1泊2日イメージ
- 1日目:東京方面→湯河原→バスまたはタクシーで宿へ→早めにチェックイン
- 夜:温泉→夕食→客室でゆっくり
- 2日目:朝食→体調に合わせて短時間の散策またはそのまま帰宅
鬼怒川温泉|観光は1か所に絞って宿を楽しむ
鬼怒川温泉では、1日目に特急で鬼怒川温泉駅へ到着したら、駅周辺でひと休みしてからダイヤルバスでホテルへ向かう流れにすると移動をまとめやすくなります。
あさやには温泉や食事など宿で楽しめるものがあるため、到着後にもう一度観光へ出かける必要はありません。
早めにチェックインして、温泉や食事を楽しみながら館内で過ごす時間を長めに取るのもいいですね。
2日目に観光をする場合も、何か所も巡るのではなく1か所程度に絞るのがおすすめです。
帰りは鬼怒川温泉駅までの移動時間と列車の発車時刻を考え、余裕を持ってホテルを出発しましょう。駅前の足湯などを休憩場所として利用できれば、列車を待つ時間も慌ただしくなりにくいですよ。
鬼怒川温泉の1泊2日イメージ
- 1日目:浅草方面→鬼怒川温泉駅→ダイヤルバスでホテルへ
- 夜:ホテルで温泉→夕食→館内でゆっくり
- 2日目:朝食→観光するなら1か所程度→鬼怒川温泉駅→帰宅
鴨川|高速バスを使って移動回数を減らす
鴨川では、東京方面から高速バスを利用して鴨川グランドホテル前まで移動すれば、途中の乗り換えを減らした旅行を組み立てやすくなります。
1日目は移動をメインに考え、ホテルに到着したら温泉と食事を楽しんでゆっくり過ごすのがおすすめです。
長時間座って移動したあとはすぐ観光へ向かわず、客室で休憩する時間を取っておくと余裕が生まれます。
2日目に鴨川シーワールドなどへ出かける場合も、観光先は1か所に絞ると移動を増やさずに済みます。
ホテルからの送迎を利用する場合は、運行時間や予約条件を事前に確認し、帰りの高速バスに十分間に合う予定を組んでおきましょう。
観光をしない場合は、朝食後もホテルでゆっくりしてから帰るという過ごし方もできます。
鴨川の1泊2日イメージ
- 1日目:東京方面→高速バス→鴨川グランドホテル前→ホテルへ
- 夜:温泉→夕食→客室でゆっくり
- 2日目:朝食→観光するなら1か所程度→高速バスで帰宅
どの旅行先を選んでも、「予定どおり全部回る」ことを優先する必要はありません。
本人の普段の歩行量や当日の体調を見ながら、疲れていたら観光をひとつ減らすくらいの余裕を持たせておくと、親子や祖父母との1泊2日をゆったり楽しみやすくなりますよ。
80代の方との関東旅行で負担を抑えやすい旅行先の選び方

80代の方との旅行先を選ぶときは、「有名な観光地だから」「高齢者に人気だから」という理由だけで決めるのではなく、普段の生活でどのくらい歩いているか、階段や坂道に負担を感じるか、長時間の電車やバス移動が大丈夫かなどを基準に考えてみましょう。
同じ80代でも体力や歩行の状態は一人ひとり違うため、一緒に行く方に合わせて旅行先を選ぶことが大切です。
乗り換え回数が少ない旅行先を選ぶ
まず確認したいのが、東京方面から目的地までの乗り換え回数です。
電車の乗り換えでは、ホームを移動したり階段やエスカレーターを利用したりすることがあり、大きな荷物を持っているとさらに負担が増えます。
乗車時間だけを見るのではなく、「何回乗り換えるのか」「乗り換え駅でどのくらい歩くのか」まで確認しておくと旅行当日のイメージがしやすくなります。
今回紹介した中では、箱根湯本なら新宿からロマンスカー、鬼怒川温泉なら浅草方面から特急を利用するルートを選べます。
鴨川も東京方面から高速バスを利用すれば、ホテル前まで乗り換えを減らして移動できます。
移動時間の短さだけではなく、乗り換えの少なさも比べることがポイントです。
駅やバス停から宿までの距離を確認する
目的地の駅に到着したあとの移動も忘れずに確認しておきましょう。
駅から徒歩10分と書かれていても、坂道や階段があったり、大きな荷物を持っていたりすると、普段より長く感じることがあります。
特に旅行初日は、東京方面からの移動ですでに疲れている可能性もあるため、駅やバス停から宿までの距離が短いと予定に余裕を持たせやすくなります。
湯本富士屋ホテルは箱根湯本駅から徒歩約3分、おんやど恵は最寄りのバス停から徒歩約1分、鴨川グランドホテルも高速バス停から徒歩約1分です。
鬼怒川温泉 あさやは鬼怒川温泉駅からダイヤルバスを利用できます。
徒歩だけにこだわらず、路線バスや巡回バス、タクシーも組み合わせて、歩く距離を調整するとよいでしょう。
坂道・階段・歩行距離を確認する
温泉地では、駅から宿までの距離だけでなく坂道や階段にも注意が必要です。
地図では近く見えても、高低差があると実際に歩いたときの負担は変わります。観光地でも同じで、「徒歩5分だから大丈夫」と距離だけで判断しないようにしましょう。
箱根や湯河原、鬼怒川などでは、観光スポットを何か所も巡るほど現地での移動が増えていきます。
80代の方との1泊2日なら、遠くの観光地まで足を延ばすより、宿の周辺や移動しやすい場所に絞る方法もあります。
観光したい場所が決まっている場合は、入口から目的の場所までどの程度歩くのか、階段を避けられるルートがあるかまで確認しておくと安心です。
途中で座って休める場所があるか確認する
旅行では普段より歩く時間が増えやすいため、途中で座って休める場所があるかも大切なポイントです。
駅や観光施設のベンチ、カフェ、ホテルのラウンジなど、あらかじめ休憩候補をいくつか考えておくと、「疲れたけれど座る場所がない」という状況を避けやすくなります。
たとえば湯本富士屋ホテルには温泉利用後に休める湯上がりラウンジがあり、鬼怒川温泉駅前には足湯「鬼怒太の湯」があります。
観光中だけでなく、チェックイン前や帰りの交通機関を待つ時間にも、座って休める場所を組み込んでおくとゆったりした予定にしやすいですね。
宿だけでも温泉と食事を楽しめるか確認する
80代の方との旅行では、観光スポットの数だけで旅行先を決める必要はありません。
温泉に入り、おいしい食事を楽しみ、客室で親子や祖父母とゆっくり話すことも旅行の楽しみのひとつです。
宿の中で過ごす時間を楽しめれば、天候が悪かったり当日に疲れが出たりしたときにも、無理に観光へ出かけず予定を変更しやすくなります。
旅行先を選ぶときのチェックポイント
- 東京方面からの乗り換え回数は多くないか
- 駅やバス停から宿まで長い距離を歩かなくて済むか
- 観光で坂道や階段を長時間歩く必要がないか
- 途中で座って休める場所を確保できるか
- 観光を減らしても宿で温泉や食事を楽しめるか
「80代だからこの旅行先」と決めるのではなく、一緒に旅行する方が普段どのくらい歩けるのか、何を負担に感じやすいのかを基準に選んでみてください。
少し物足りないくらいの予定にしておくと、当日の体調に余裕があれば散策を追加することもできますよ。
関東で80代の方と旅行するときの予約前確認ポイント

旅行先と宿の候補が決まったら、予約前に客室・温泉・食事・館内移動・交通手段をもう一度確認しておきましょう。
同じホテルや旅館でも客室タイプによって段差やベッドの有無が異なり、送迎や食事場所も宿泊プランによって条件が変わる場合があります。
「80代向け」「バリアフリー」といった言葉だけで判断せず、一緒に旅行する方が実際に利用する場面をイメージしながら確認することが大切です。
客室はベッドか布団かを確認する
まず確認したいのが、客室での寝起きのしやすさです。
普段ベッドで生活している方の場合、畳に敷いた布団では立ち上がる動作に負担を感じることがあります。
洋室や和洋室などベッドのある客室を選べるかを確認し、必要であればベッドの高さについても宿へ相談してみましょう。
今回紹介した4宿にもベッドを利用できる客室がありますが、すべての客室が同じ造りではありません。
宿名だけで判断せず、楽天トラベルなどで宿泊プランを見るときにも、客室写真や設備欄まで確認しておくと選びやすくなります。
客室や館内の段差・エレベーターを確認する
「バリアフリーに配慮した宿」と案内されていても、すべての客室や館内施設を段差なく利用できるとは限りません。
客室入口、トイレ、浴室などに段差がないか、エレベーターを利用して食事会場や大浴場まで移動できるかを確認しておきましょう。
特に館内の広いホテルでは、エレベーターを降りてから客室や大浴場まで長い距離を歩くこともあります。
長時間の歩行を避けたい場合は、「エレベーターに近い客室を希望しています」など具体的に宿へ相談するのもひとつの方法です。
大浴場までの移動と浴槽の利用方法を確認する
温泉旅行では、大浴場までの館内移動だけでなく、脱衣所から洗い場、浴槽までの動線も確認しておきたいポイントです。
浴槽をまたぐ動作や濡れた床での移動に不安がある場合は、手すりや入浴用の椅子など必要な設備について宿へ問い合わせておくとよいでしょう。
大浴場の利用が負担になりそうなら、貸切風呂や温泉付き客室を選ぶ方法もあります。
ただし、貸切風呂や客室風呂があるからといって必ず段差が少ないとは限らないため、利用したいお風呂そのものの設備を確認してくださいね。
食事会場までの距離や食事形式を確認する
夕食や朝食については料理内容だけでなく、どこで食べるのかも確認しておきましょう。
客室からレストランまでの距離、エレベーターで移動できるか、座席が椅子席かなど、食事をするまでの移動も宿によって異なります。
ブッフェの場合は自分で料理を取りに行くため、何度も席を立つことが負担になる場合もあります。
同行する家族が料理を運ぶ、会席料理など席でゆっくり食べられるプランを比較するなど、一緒に旅行する方に合う食事形式を選んでみてください。
送迎やバスは予約条件と時間を確認する
車なしで旅行する場合は、駅から宿までの交通手段も予約前に確認しておきましょう。
送迎バスや巡回バスがあっても、予約が必要なもの、予約不要で利用できるもの、運行本数が限られているものなど条件はさまざまです。
列車の到着時刻とバスの時間が合わなければ、駅で長時間待つことにもなります。
タクシーを利用する可能性がある場合は、駅から宿までのおおよその移動時間も確認しておくと、当日に予定を変更しやすくなります。
特に帰りは列車や高速バスの発車時刻が決まっているため、宿から駅やバス停までの移動時間に余裕を持たせておきましょう。
旅行直前に交通機関の運行状況を確認する
電車や高速バス、送迎などの運行内容は、天候や道路状況、ダイヤ改正などによって変更されることがあります。
予約時に確認して終わりではなく、旅行前日や当日の朝にも利用する交通機関の公式情報を確認しておきましょう。
特に台風や大雨、雪などが予想される場合は、予定していた交通手段が利用できなくなったときの代替ルートも考えておくと慌てずに済みます。
無理に予定どおり出発するのではなく、交通状況によって旅行日を変更することも選択肢にしておきたいですね。
予約前に確認しておきたいこと
- ベッドのある客室を選べるか
- 客室入口・トイレ・浴室などに気になる段差がないか
- エレベーターから客室・大浴場・食事会場までどのくらい歩くか
- 大浴場の手すりや浴槽への出入りなど、必要な設備があるか
- 貸切風呂や温泉付き客室を利用できるか
- 夕食・朝食の会場と食事形式は希望に合っているか
- 送迎・巡回バスの予約要否、乗車場所、運行時間を確認したか
- 旅行直前に電車・高速バスなどの運行状況を確認したか
予約サイトだけでは分からないことがあれば、宿へ直接問い合わせて大丈夫です。
その際は「80代の親と泊まります」だけではなく、「長い距離を歩くのが難しい」「階段を避けたい」「浴槽をまたぐときに手すりが必要」など、気になる動作を具体的に伝えると確認しやすくなります。
必要な条件を一つずつ確認して、本人も同行する家族もゆったり楽しめる1泊2日の旅行にしてくださいね。
80代の方との関東旅行でよくある質問

80代の方と関東へ旅行するときに気になりやすい、車なしでの移動や旅行日程、宿選びについてまとめました。
- 80代の方におすすめの関東の旅行先はどこですか?
-
車なしで移動するなら、東京方面からの乗り換えが少なく、宿までの移動距離を抑えやすい旅行先を選ぶとよいでしょう。今回紹介した箱根湯本・湯河原温泉・鬼怒川温泉・鴨川は、温泉や食事を宿で楽しみながら、観光を少なめにした1泊2日の旅行を組み立てやすい候補です。年齢だけで決めず、普段の歩行量や階段・坂道への不安などに合わせて選んでください。
- 80代の方との旅行は1泊2日でも楽しめますか?
-
1泊2日でも楽しめます。1日目は目的地への移動と短時間の散策程度にして早めに宿へ入り、温泉と夕食を楽しむ流れにするとゆったり過ごしやすくなります。2日目も観光は1か所程度に絞り、予定を詰め込みすぎないことがポイントです。
- 80代の方との関東旅行は車なしでも大丈夫ですか?
-
公共交通機関で行きやすい旅行先と宿を選べば、車なしでも旅行を組み立てられます。箱根湯本は新宿方面から直通列車を利用でき、鬼怒川温泉も浅草方面から特急を利用する方法があります。鴨川は高速バスを使ってホテル近くまで移動できるルートがあります。駅から宿までについても、徒歩だけでなく路線バスや巡回バス、タクシーを組み合わせて歩行距離を調整するとよいでしょう。
- 80代の方との旅行ではどんな宿を選ぶとよいですか?
-
駅やバス停から近いことに加えて、ベッドのある客室、館内の段差、エレベーターから客室・大浴場・食事会場までの距離などを確認して選びましょう。大浴場の利用に不安がある場合は、貸切風呂や温泉付き客室がある宿も選択肢になります。必要な設備は一人ひとり異なるため、予約前に宿へ具体的に確認するのがおすすめです。
- 歩くことに不安がある場合は何を確認すればよいですか?
-
目的地までの所要時間だけでなく、乗り換え回数、駅構内の移動、駅やバス停から宿までの距離、坂道や階段、館内での歩行距離を確認しましょう。観光先でも入口から目的の場所までどのくらい歩くのか、途中にベンチやカフェなど休憩できる場所があるかを調べておくと予定を立てやすくなります。
80代の旅行におすすめの関東4選!まとめ

今回は、80代の方と車なしで1泊2日をゆったり楽しみやすい関東の旅行先として、箱根湯本・湯河原温泉・鬼怒川温泉・鴨川の4つを紹介しました。
- 箱根湯本|湯本富士屋ホテル
新宿からロマンスカーで乗り換えなし。箱根湯本駅から徒歩約3分で、移動をシンプルにしたい旅行におすすめ。 - 湯河原温泉|おんやど恵
観光を詰め込まず、温泉と食事を中心にゆっくり過ごしたい旅行におすすめ。客室タイプごとの段差や設備も確認して選びましょう。 - 鬼怒川温泉|鬼怒川温泉 あさや
浅草方面から特急を利用でき、駅からダイヤルバスも利用可能。観光より宿で過ごす時間を楽しみたい旅行におすすめ。 - 鴨川|鴨川グランドホテル
東京方面から高速バスを利用すればホテル前まで乗り換えを減らして移動可能。海辺のホテルで温泉と食事を楽しみたい旅行におすすめ。
80代の方との旅行では、「有名な観光地をたくさん回ること」よりも、移動で疲れすぎず、行った先でゆっくり楽しめることを優先すると1泊2日の予定を立てやすくなります。
東京方面からの乗り換え回数だけでなく、駅やバス停から宿までの歩行距離、坂や階段、途中で休める場所まで確認しておくと、実際の移動をイメージしやすくなります。
また、宿に着いてからの過ごしやすさも大切です。
ベッドのある客室、大浴場までの館内移動、貸切風呂や温泉付き客室、食事会場までの距離など、必要な条件は一人ひとり違います。
「80代だからこの宿なら大丈夫」と年齢だけで判断せず、普段の歩行量や苦手な動作に合わせて選ぶことを大切にしてくださいね。
1泊2日なら、1日目は移動と短時間の散策、あとは宿で温泉と食事を楽しみ、2日目も観光は1か所程度にするくらいでも十分です。
少し余裕を残した予定なら、当日の体調がよければ散策を追加できますし、疲れていればそのまま宿でゆっくり過ごすこともできます。
今回紹介した4つの旅行先から、一緒に旅行する方の体力や希望に合う場所を選んで、親子や祖父母とのゆったりした関東旅行を楽しんでくださいね。
4つのおすすめ宿の料金・空室をチェック
旅行先が気になったら、希望する客室タイプや食事プランが残っているかも確認してみましょう。
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料金だけでなく、ベッドのある客室か、温泉や食事をどのように楽しめるか、館内での移動に無理がないかまで確認してから予約すると、自分たちに合う宿を選びやすくなりますよ。
4つのおすすめ宿の料金・空室をチェック
気になる旅行先が見つかったら、宿泊したい日の料金や空室もあわせて確認してみてくださいね。
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一緒に旅行する方の普段の歩行量や希望する過ごし方に合わせて比較すると、自分たちにぴったりの1泊2日旅行を見つけやすくなりますよ。





